ASUSのノートPC「ASUS S5N(S5200N)」買った!

2004.10.15

非常にシンプルな1スピンドルのB5サブノートである。無理な小型化がされていないため常用に耐えるキーボードを備え、解像度1024x768の液晶ディスプレイのサイズは12インチ、CPUはPentium Mの1.4GHz、最大搭載可能メモリ768MB、HDDは2.5インチ40GBと、メイン機として普通に使用できるスペックを確保。無線LANも内臓している。それでいて、重量が毎日持ち歩ける1.3kgポッキリなのがポイント。

CPUとメモリ増設スロット。512MBのマイクロDIMM増設済み。標準の256MBはオンボード実装。ファンはとても静かだが、排気は熱い。まぁ、今時のノートPCはイフィシオンでもない限りみんな熱いと思うけどね。

HDDは普通の2.5インチを採用。交換も容易そうだが、交換したらテープが剥がれてしまうのでバレる。保証期間が切れるまで標準の40GBで我慢しよう。

常用するのに必要十分なサイズとストロークのキーボード。数字キー縦幅が半分になってしまっているのが減点だが、タッチの感触は良好。実はスケルトン。

左サイド。左から、アナログRGB、USB2.0、USB2.0、5V出力、排気口、SD/MSスロット、マイク、ヘッドフォン。5V出力はUSB機器用の補助電源のようだ。オプションが国内で販売されているかは不明だが、ケーブル自作で活用するのも手か。メモリカードスロットは買うまで気づかなかったがことのほか便利で今後ノートを買うときは必須項目になりそう。ヘッドフォン出力はS/N比が悪く、アクティブスピーカーに繋げるには向かない。

右サイド。左から、PCカードスロット、IEEE1394、USB2.0、LAN、MODEMの順。USBが右にも配置されているのは偉い。マウスを使用するときに便利。ちなみに、背面にはACアダプタのみ。

青く光る電源ボタン。青色LEDも巷にあふれてしまったが、でもかっこいい。右の写真は、ワンタッチ節電モード切り替えスイッチ。バッテリ使用時は4段階、ACアダプタ使用時は2段階切り替え可能。これは便利。

ASUSといえばパーツメーカーと思いきや、サイトを見るとサーバやPC本体からネットワーク機器まで手広く展開している。国内ではあまり見ないが。このS5Nは、UNITYが国内展開しておりソフマップや九十九などの店舗でのみ販売しているようだ。ASUSのサイトからはS5Nはなくなってしまったので、UNITYの在庫限りの可能性もある。

国内メーカーではこのジャンルは縮小気味で、極端に小さいか光学ドライブ付き以上かに分かれてしまった。確かにS5Nを見ても極端に小型軽量というわけでもなく高機能というわけでもないので華がない。しかし、常用できるサイズ(これは特にキーボードと液晶についてだ。小型で高解像度の液晶は一見奇麗で良いが、常用は不可である)と性能を確保しつつ可能な限り軽いというのが肝なので、地味なのは必然だ。

そう思うとあのサイズでノート用のフルサイズのキーボードを採用した東芝の第2期リブレットL1~L5はこのジャンルの最良解だった。私はL1を即買して開発から作曲まですべてこなしていたが、もう少しCPUパワーがあればまだまだ使い続けたと思う。S5Nもお気に入りになりそうだが、正直いってL1の良さには全くかなわない。イフィシオン搭載での復活を切に望むところだ。

戻る